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【事例1】志望通りのITコンサルに内定したが、わずか1年で退職したAさん

IT業界の営業職でキャリアを積んでいたAさんは、キャリア中盤にさしかかり、IT業界の中でも上流の仕事と言われるITコンサルタントへ憧れを抱き、転職活動を始めました。技術的な知識もあったので、志望通りITコンサルティング会社に転職しました。

しかし、Aさんはわずか1年程度でこの会社を退職しています。理由は、同社の業務スタイルがコンサルティングというより、クライアントの言うことを技術者に委ねる「コーディネーター」的役割が強いものだったから。つまり、自分が思い描いていた業務が行えなかったということです。

「コンサルタント」や「マーケティング」は、企業によって仕事内容が大きく変わる職種。入社後に自分がどんな仕事をするのか思い描くために、十分な情報収集を行う必要があったのです。

【事例2】上場企業には転職できなかったがやりがいに大満足したBさん

小規模の会計事務所で会計士をしていたBさんは、キャリアアップのために「上場企業で経理をしたい」と転職活動をスタートしました。しかし、数百~数千万円程度の経理経験しかない人が、何十億という数字を扱う上場企業に転職するには、かなりの困難が伴います。

Bさんは数社の選考に落ちた後、上場準備中の企業に転職しました。その後Bさんは、「上場企業で経理をする」という夢をかなえるため、多忙ながら充実感を持って仕事に取り組んでいるようです。

転職活動を始めた当初の第一目標はかなえられませんでしたが、上場までのプロセスも体験しながらキャリアを積むことができており、転職後の成功例と言えるでしょう。

転職の「成功」より、その後の人生の「成功」をつかむことが大切!

希望通りの大手企業に転職したけれども、「もっと華やかな仕事かと思っていた」などと不満を持つ人は多くいます。

一方、大手を断念し、中小企業に入ったものの、「会社の根幹となる仕事に携われるし、裁量権も大きい」「自分自身の能力をフルに発揮できる」と、イキイキと働いている人も多くいます。

確かに、「転職」においては、第一志望の企業から内定を受けることが「成功」です。しかし、たとえ転職活動時の希望とは異なったとしても、理想の働き方ができ、能力を生かしてくれる企業、新たな力を身に付けさせてくれる企業で生き生きと働くことが、その後の長い人生においては、「成功」と言さるのではないでしょうか。